İstanbul
イスタンブール

イスタンブールは亜熱帯と地中海性の両方の気候の性質を持ち、日本のように四季の変化がはっきりしています。高湿度で有名で、朝には80％に達し深い霧となってよく見られます。夏は昼ごろまでには消えますが、秋や冬には午後まで残ることもあるほどです。

トルコ最大の都市イスタンブールは、世界で唯一ヨーロッパとアジア、2つの大陸に跨る街で、昔から東西文明の交差点として発展してきました。かつてローマ帝国やオスマン帝国など歴代の大帝国の首都として繁栄してきた歴史を持ち、人々もそれを誇りとしていますがが、現在でもトルコの経済、文化の中心的な存在であり、人々が毎日アジアとヨーロッパをパスポートなしで行き来する、なんともエキサイティングな魅力に溢れる街です。

旅行シーズンは4〜5月と10〜11月

この時期は一年のうちでも気温が温暖で過ごしやすく、雨も比較的少ないので旅行に適しています。トルコはチューリップの原産地でもあるので、4月には毎年チューリップフェスティバルが行われます。ただ近年は5月あたりがイスラムのラマダン（断食月）に該当しますので、この期間中はいつもより露出の多い服装に注意を払う必要があります。
＊ラマダンの時期は毎年イスラム暦により異なります。

Topkapi Palace

トプカプ宮殿

三方を海に囲まれた丘の上にそびえ建つトプカプ宮殿は、15世紀〜19世紀中頃までオスマン帝国の皇帝の宮殿として建てられ、皇帝の代が変わる度に、当時の建築様式に従って増築された歴史があります。黄金と色鮮やかなトルコタイルの豪華な内装は、当時の帝国の繁栄と栄華を象徴しています。宮殿内は現在、博物館となっており、当時のゴージャスな装飾品や、ハレムという女性の居室、美しい庭園など、広大な敷地内をぜひじっくり時間をかけてご覧ください。

Hagia Sophia(Ayasofya)

アヤソフィア

ビザンティン帝国時代にギリシャ正教の総本山として建てられたアヤソフィアですが、オスマン帝国のメフメトII世により改修され、長期間イスラム教のモスクとして使用されました。トルコ共和国の成立とともにモスクは無宗教の博物館となり、キリスト教文化とイスラム教文化の装飾が美しく融合された不思議な空間です。見事なモザイク画は必見。

Blue Mosque

ブルーモスク

正式名称はスルタンアフメット・モスクと言いますが、礼拝堂内部の何万枚もの青いイズニックタイルを使用した装飾からブルーモスクと呼ばれています。タイルとステンドグラスが織りなす幻想的な光景から、世界一美しいモスクとも評され世界遺産にも登録されています。

The Basilica Cistern

イスタンブール地下宮殿

この地下宮殿（バリシカ・シスタン）とは、現存する東ローマ帝国時代最大の地下貯水槽のことです。長さは138m、幅65m、高さは9mにもなり、柱を支える「メデゥーサの首」が薄暗くひんやりした地下空間に現れ、訪れる人たちをよりぞくっとさせます。

The Grand Bazaar

グランドバザール

グランドバザールは、敷物、雑貨、アクセサリーから骨董品、金銀、皮革製品まで、トルコらしいエスニックなお店が集まる、世界最大級の市場あるとともに世界最古のショッピングモールでもあります。ここにはフランチャイズチェーンのお店などは全くなく、中には500年も前から商売している店もあります。トルコ語でカパル・チャルシュとは、屋根付き市場という意味。雨の日でも快適にショッピングやお土産選びができるため、今では観光客にも大人気のスポットです。ここの商品はあらかじめ高めに設定されていることが多いので、ぜひ店主との値引き交渉にチャレンジしてみましょう。

Walls of Constantinople

テオドシウスの城壁

古代ローマ帝国時代にテオドシウスⅡ世により築かれた3柔構造の城壁で、金角湾からマルマラ海までを結ぶ陸路7kmに渡り旧市街を完全に覆うように建立されました。一番内側の第3の壁は高さ17m、幅5mもあり、オスマン帝国のメフメットⅡ世が大砲で城壁の門を破り陥落させるまでの1000年間、街を多くの侵入者から守ってきました。今でもその大部分が残っており、この壁の威力を想像できます。