Abu Dhabi
アブ ダビ
UAEと言うとドバイのほうが名が知られていますが、実はアブダビが首都でり、7つある首長国を政治的、経済的に支えているリーダー国です。その国土もUAE全体の約80%を占め、各観光スポット間も距離があるため、移動はタクシーを利用するのがスマート。石油産出国だけあってドバイやアブダビはタクシー料金がとても安く、40-50分くらい乗っても3000円くらいです。オイルマネーの恩恵を最も受ける国だけあって、とにかく桁違いに贅を尽くしたスポットだらけ、真の豪華絢爛美はここにあります。ぜひドバイのみでなく、アブダビもセットで訪れましょう。ドバイからは車やバスで1時間の距離です。
Abu Dhabi アブダビ
Sheikh Zayed Grand Mosque
シェイク・ザイード・グランドモスク
アブダビと言えば先ずはここ。
真っ青な空の下佇む真っ白な総大理石のモスク。その巨大な姿と贅を極めた豪華な内装は、まさにアブダビを象徴するかのよう。
特に圧巻なのは礼拝堂。世界最大のハンドメイドのペルシャ絨毯が一面に敷かれ、天井にはこれまた巨大なスワロフスキー製シャンデリア。内壁全面に見事なモザイク画が描かれ、その美しさにため息が出るほど。アブダビ観光では外せない場所です。
一つ注意すべき点としては、入場の際に厳しい服装チェックがあり、男性はノースリーブ、短パン、ジーンズなどがNG、女性の場合は長袖、長ズボンであっても体のラインが強調されるものはダメで、頭もスカーフなどで覆わなければなりません。ですが、別室で男性用の長ズボンや女性用のアバヤ(伝統衣装)とスカーフを貸し出してくれますので、入れないということはありません。ただ、貸出衣装は中東の人のサイズ感なので、小さめの日本人にはずっと裾を持って見学しないといけないという不便な点もありますので、できれば規定内の格好での訪問をお勧めします。
Emirates palace
エミレーツ・パレス・ホテル
自称7つ星ホテルとして世界中から注目を浴びたエミレーツ・パレス・ホテル。公式には5つ星ですが、その外観と内装から7つ星というのも納得のゴージャスさ。その名の通り宮殿のような建物やどこもかしこも黄金色の内装に圧倒されない人はいません。そんなわけで何度も映画の舞台に使用されています。このホテル内の「ル・カフェ」で名物の金箔カプチーノを注文して、優雅に富豪気分を味わうのも定番の楽しみ方です。ついでにホテルの目の前にそびえ立つエティハド・タワーズ74階の展望台へ上がってアブダビの街や周辺の島々を一望するのもお勧めです。
Louvre Abu dhabi
ルーヴル・アブダビ美術館
ルーヴル・アブダビは世界初のフランスルーヴル博物館の分館として2017年の開館しました。サディヤット島の西端に位置し、目の前にペルシャ湾が広がります。建物はフランス人建築家ジャン・ヌーベルによる設計で、その独創的かつ近代的なデザインも大変美しいと話題です。エメラルドグリーンの海に浮ぶかのように白壁の美術館が建ち、それを幾何学模様のドームが覆っているという、なんとも異世界な空間です。展示物は12のエリアに分かれており、内容はコンパクトですが、ユニバーサルミュージアムというコンセプトの下、世界各国の貴重な美術品が展示されています。一見の価値ありです。
UAE Presidential Palace
UAE大統領官邸
現役の大統領官邸が一般公開されています。内閣が開かれたり各国の首脳が招待される国の顔ともいうべき場所ですから、当然普通の建物ではありません。シェイク・ザイードやパレスホテルに劣らぬほど豪華で贅沢な造りで、天井も高く広々としたホールは明るく、白、青、黄色のカラーで統一され、壁一面には繊細なアラベスク模様の装飾が施された伝統的なイスラム建築となっています。また、イスラムの学問の歴史を学べるコーナーや併設されている公立図書館も一緒に見学できます。図書館は誰でも会員登録することができ、アブダビ内からのデジタル図書館アクセスなどの利用も可能です。夜には音と光のショーも開催されています。
UAE Heritage Village.
ヘリテージ・ヴィレッジ
ヘリテージ・ヴィレッジ(世界遺産村)では、アブダビが今のように急成長を遂げる以前の、伝統的なベドウィン(砂漠の住人)の生活様式を学ぶことができます。現在の暮らしぶりとのあまりものギャップに驚かされること間違いありません。ここでは様々なワークショップも開催されており、職人による伝統的な陶器作り、ガラスの吹き付け、布織りなどの見学や体験ができます。工芸品などのお土産やさんもぜひ覗いて見てください。
Ferrari World Abu Dhabi
フェラーリワールド
世界初のフェラーリブランドのテーマパークです。フェラーリカラーの赤を基調とした近未来的な外観の施設内には、数多くの最新アトラクションが満載。世界一高いループを持つフライングエースや、世界最速のコースター、フォルムラ・ロッサ、最新のレースシミュレーションや電動ゴーカートなど、子供から大人まで丸一日飽きずに楽しめます。さらに、ライブショーやフェラーリグッズのショップ、レストランも充実。フェラーリがテーマなだけあって、飲食店はイタリア料理が多め。
Fort Qasr Al Hosn
カスル・アル・ホスン
カスル・アル・ホスンは、アブダビ最古の建築物であり、アブダビの歴史と国政に常に関わってきた貴重な遺産です。18世紀後半に初めてこの建物の塔だけ建てられましたが、それ以前までこの地域は定住する風習がなく、皆テントなど簡易的な住居で生活していました。塔は見張り台として利用され、その後城塞として増築が進み、後に首長の住居となり、町の行政にも使われました。20世紀後半に改修が始まり現在は無料で公開しています。中にはアブダビの歴史が写真とともに紹介されており、紀元前年代の発掘品なども展示されています。当時のアブダビの人々の様子を想像しながらの見学は、リアルで貴重な体験となるはずです。
Capital Gate
デザインビル
アブダビには高層ビルだけでなく、あまりにも独創的で思わず立ち止まって写真を取らずにはいられないような建築物がいくつもあります。その中でも有名なのは、キャピタルゲート。ピサの斜塔以上に傾いたその形状に自然と見入ってしまう美しさがあります。5つ星のハイアットホテルも入っています。また、見事な円形のアルダー本社ビルも写真映え間違いなしのスポット。このように、アブダビでは他では見ることのできないデザインビルに遭遇できるところが醍醐味の一つです。
全てにおいて桁違いのドバイですが、空の上のアクティビティもありとあらゆるものが揃っています。その中でも人気なのがスカイダイビング。世界屈指のドロップゾーンとして知られるドバイで、ダイビングを体験しない手はありません。それでもちょっと怖いという方には遊覧飛行がお勧めです。水上飛行機やヘリコプター、熱気球などで空からこの近未来都市を一望できます。
一年を通して暑い砂漠の国ドバイには、当然ながらウォーターパークもたくさんありますが、そのどれもがクオリティの高いものばかり。代表的なものをあげると、アクアベンチャー。パーム・ジュメイラの先端にある有名なホテルリゾート、アトランティス・ザ・パームの広大な敷地内にある施設で、宿泊客は無料で利用できます。最新のアトラクションがいくつもあり、大人も時間を忘れて楽しめること間違いなしです。また、ワイルド・ワディ ウォーターパークもアクアベンチャーと人気を二分する存在です。ワイルド・ワディのほうが先に開業しましたが、新しいアトラクションをどんどん導入したりキッズパークもあるため多くの世代に人気です。他にも、ザ・ビーチの端にあるスプラッシュパッドは小さいお子さん向けのアトラクションが充実したキッズエリアで、常に訓練を受けた専用スタッフが監視しているので、親たちも安心。子供達も思いっきり遊べます。
リゾートと言えばスパがつきものですが、ここドバイは桁外れにリッチなリゾート地、スパは生活の一部とも言えます。市内には世界中のトリートメントやマッサージを取り入れたゴージャスなスパが勢ぞろいし、優雅な空間でアラビアンセレブになりきることができます。お勧めをいくつかご紹介すると、マディナ・ジュメイラホテルにあるタリース・スパは、リゾート感溢れる雰囲気のプライベートルームでリラックスでき、カップルでの施術もオススメ。24金を使用したトリートメントがあるのもドバイらしいと有名です。また、同じ系列のタリース・オットマンスパがパーム・ジュメイラ内のザビール・サライにあり、こちらはオスマン帝国を思わせる豪華な内装と伝統的なトルコ式スパ、ハンマームを備えています。受賞歴のある確かなクオリティのスパです。ぜひ自分へのご褒美に、高級スパで贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。