United Arab Emirates
アラブ首長国連邦
ペルシャ湾の東に位置する7つの首長国から成る連邦国家。
国土は北海道より少し大きい程度の小さい国ですが、1958年以降アブダビ、ドバイ、シャルジャなどの首長国に次々に油田が発見され、オイルマネーにより急激な発展を遂げた国です。
UAEの概要
正式名称:アラブ首長国連邦 英語表記はUnited Arab Emirates (UAE)
公用語:アラビア語、英語
首都:アブダビ
宗教:イスラム教
- 通貨:アラブ首長国ディルハム AED
旅行シーズン
11月から3月の冬がUAE観光のベストシーズン。この時期は外も自由に歩き回れる程度の暑さで、色々なイベントなどもこの時期に集中して開催されます。
UAEは亜熱帯気候で、大きく夏と冬の2シーズンがあります。
夏には気温が50℃にもなり、さらに湿度も60%〜100%と大変高く、10分も外を歩けないほどじめじめとした高温多湿状態になります。冬は逆に過ごしやすく、平均気温は20℃前後、観光シーズンになりますが、砂嵐も多い時期です。一年を通して雨はほとんど降りません。砂漠気候なため、どの時期であっても日中と朝晩の寒暖差が大変大きく、冬季のナイトツアーなど外出の際にははおりものも必要です。
服装
日中は半袖と長ズボン、朝晩の冷込みや室内のクーラー対策に羽織るものを持ち歩くと便利です。
4〜10月の夏季には男性は半袖と短パンなど風通しの良いものが一番です。イスラム教の国ですので、女性に関してはノースリーブやショート丈のパンツやスカートはなるべく避けましょう。逆に夏の強い日差しから肌を守るため、薄手の長袖やロングスカートなどがお勧めです。室内はガンガンにクーラーが効いているので、カーディガンなどの羽織もので調節する必要があります。年中日差しは強いので、サングラスは必須です。ラマダン中は礼儀として保守的な服装をお勧めします。
また、この国ならではですが、ドレスコードに注意しましょう。有名な5つ星、7つ星ホテルやレストランも多く観光地化していますが、お店のドレスコードを確認し、相応の服装を選ぶ必要があります。Tシャツに短パンやサンダルなどはNGです。男性はネクタイなしのカジュアルスーツ、女性はワンピースにヒールが一般的です。
治安
アラブというだけで、テロや紛争の危険を疑ってしまう人も少なくないと思いますが、実際に現地に在住している外国人の感想は全くそれとは異なります。街の景観は常に綺麗に整備され、想像以上に清潔で安全です。
ドバイは街の建設だけでなく、セキュリティにも多額の資金を投入し、警備システムを徹底しています。夜10時くらいに女性一人で歩いていても基本的には問題ない程度です。ですが、イスラム圏のためか、夜の街は男性率が圧倒的に多いため、女性だけではちょっと気まずく思うかもしれません。
アブダビもドバイとほぼ同じ程度に治安が良い地域です。
外国人を積極的に受け入れるドバイと比較すると、アブダビはUAE人が多く、その分保守的で、街全体が落ち着いている感じを受けます。
ただし、どこであっても完璧に安全なところはありませんので、人ごみでのスリ対策などはきっちりするようにしましょう。
注意事項
日本とは文化の違うイスラム圏です。旅行中の行動には注意が必要です。
旅行に出かける前には、下記注意事項を必ずよくお読みください。
アルコール
イスラム圏の国のため、基本的にはお酒禁止ですが、観光客や外国人向けに一部販売ライセンスのあるホテルやレストラン、バーでお酒を飲むことができ、空港の免税店では購入もできます。ただし、販売エリア(ホテルやレストラン)の外などの公共の場での飲酒は外国人でも法律違反となります。その場で飲んでいなくても、酔っ払って騒いだり叫んだり、周りの雰囲気を乱す行為をした場合は刑罰に処されることがありますので、ご注意ください。また、シャルジャ首長国は禁酒の法律が厳しく、持込、飲酒ともに禁止です。
肌の露出
UAEでは比較的外国人に対する服装の規定がゆるく、現地の男性用の白い衣装カンドゥーラや女性用の黒い衣装アバヤの着用義務はありません。ですが、現地の風習や宗教に敬意を表すためにも露出の激しい服装は避けるべきです。特に、モスクに入る際は、女性は必ず頭を覆うスカーフと身体のラインを隠せる格好で、男性もノースリーブや半ズボンでは入れてもらえない場合もあります。
ラマダン
ラマダン期間中は日中の公共の場での飲食、喫煙は外国人であっても禁止事項です。この時期にはほとんどの飲食店は日没まで閉まっていますが、人前で水を飲んだりガムを噛んだり、タバコはNGです。面倒でもトイレや建物の人目につかないところで水分補給をしましょう。
写真撮影
アラブ諸国ではごく一般的なルールとして、政府機関や軍の施設、空港の撮影は禁止されています。また、子供や女性に限定された公共の場でも撮影禁止とされている場合もあります。さらに、現地人(特に女性)の撮影の際には本人の許可を得てから撮るようにしましょう。
罰金
今や一大観光国となり世界中から多くの観光客が訪れるようになったUAEですが、シンガポール並みに多くの罰金による規制があります。
例えばドバイには無人電車があり、安く快適に利用できるため観光に便利ですが、日本にはない厳しいルールがあります。座席に足を乗せる、車内での飲食(ガムも含まれます)、アルコールの持ち込み、喫煙、男性が女性車両へ乗車、居眠りなどです。街中でも、ゴミのポイ捨て、横断歩道以外での道路横断でも罰金対象となりますので、ご注意ください。
United Arab Emirates
観光スポット
ドバイ ブルジュ・ハリファ
ドバイ・ファウンテン
ドバイ・モール
バスタキヤ地区
ドバイ博物館
ジュメイラ・パブリック・ビーチ
ジュメイラ・モスク
スーク
ザ・ウォーク
ミラクルガーデン
アブダビ シェイク・ザイード・グランド・モスク
エミレーツ・パレス・ホテル
ルーヴル・アブダビ美術館
UAE大統領官邸
ヘリテージ・ヴィレッジ
フェラーリワールド
カスル・アル・ホスン
デザインビル