イラン

イランではクレジットカードは一切使用できません。ATMもイラン国内で発行されたカードのみ対応となっていますので、実質利用不可です。 空港で現金両替にて現地通貨のリアル（Rls）を入手するようにしましょう。旅行中のトラブルを避けるためくれぐれも闇両替は利用しないようお願いします。

税関検査は非常に厳しく、ほとんどの旅行者が検査を受けています。以下の品目については持ち込みが禁止されています。
酒類、豚肉とその加工品、刀剣類、薬（イランで購入可能なもの）、麻薬類、イスラム社会にそぐわない雑誌、CD、ビデオなど
※新品の電化製品、パソコン、デジタルカメラを持ち込む場合には、税関での申告が必要です。

・絨毯は、１人につき２０㎡以下であれば、無許可で持ち出しが可能
・金のアクセサリー類は、総量150ｇ以下であれば無許可で持ち出しが可能
・金貨は、国外へ持ち出すことができません.

イスラム圏の国のため、お酒は違法です。国内での製造、販売も全て禁止で、国外からの持ち込みもできません。地方へ行くと自家製のお酒を勧められる可能性もありますが、密造酒になるので、見つかればもちろん処罰の対象となります。

ラマダン期間中もイスラム教徒でなければ強要されることはありませんが、日中は多くの飲食店が閉店するので要注意です。また、トラブルにならないためにも公共の場や人目のある場所での飲食はできるだけ避けるようにしましょう。

革命記念日の前後などに広場で抗議デモが起こったり集会が開かれたりしますが、イランではこれらは取り締まりの対象となります。街中でデモなどを見かけたら速やかにその場を離れるようにしましょう。その場に居合わせただけでも逮捕されたり拘束されることもあります。また、写真やビデオ撮影は絶対にやめてください。

政府関連機関や軍事施設、さらに空港や港をはじめとするほとんどの公共施設での写真、ビデオ撮影は禁止されています。

イランでは一般的に英語が通じません。さらに、現地語であるペルシャ語はアルファベットとは全く違う文字です。商品の値札やレシートも算用数字を利用せずペルシャ表記される場合があり、全く読めず困ることがあります。事前に最低限のペルシャ語を予習しておくと現地での対応がとても楽になります。ちなみにイランでは西暦は利用しておらずイラン暦を採用しています。現地でバスやフライトのチケットを予約、購入する際には事前にインターネットやスマートフォンのアプリなどで、イラン暦での日付を確認しておきましょう。